Unityの使い方 – シリーズ4

タイピングゲームの作り方

Unityを使ったタイピングゲームの作り方を紹介します。このチュートリアルを通じて、Unityの基本的な操作方法やコンポーネントの活用方法を学んでいきましょう。

まず、ゲームのオブジェクト構造を確認します。ヒエラルキービューの中で以下のように各オブジェクトを配置します。

  • Game Manager(Game Managerにはスクリプトをアタッチします)
  • Canvas
    • Panel Question
      • Question Image
    • Panel Answer
      • Answer Text
      • Correct Text(ここではチェックを外します)
      • Wrong Text(ここではチェックを外します)
    • Button Parent(空のオブジェクト。ここにはGrid Layout Groupをアドコンポーネントとして追加します)
      • Button (a) (On Click()イベントに対して、Game ManagerにアタッチしたTypingGame.OnKeyPressを設定します。また、このボタンに対応するアルファベットを設定します)
      • … 同様にButton (b) から Button (z)までを作成します。

次に、Game ManagerオブジェクトのInspectorビューを使って、必要な設定を行います。

  • Question Image: Question Imageオブジェクトを指定します。
  • Input Text: Answer Textオブジェクトを指定します。
  • Correct Text: Correct Textオブジェクトを指定します(ここではチェックを外します)。
  • Wrong Text: Wrong Textオブジェクトを指定します(ここではチェックを外します)。
  • Next Scene Name: 次に移動するシーンの名前を設定します。

さらに、”Questions”項目に問題を追加していきます。”Element()”の項目で必要な数だけ問題を追加し、各々の項目に以下の情報を入力します。

  • Question: 問題となるスプライトを設定します。
  • Answer: 正解となるアルファベットを入力します。

以上がUnityを使ってタイピングゲームを作る際の基本的な設定方法です。

Unityで実現!音声付きドラッグ&ドロップ機能の実装

こんにちは、Unityの使い方シリーズ第3弾です。

今回は、「ドラッグ&ドロップ」機能の作り方をご紹介します。ここでは、画像をクリックすると音声が流れ、画像をドラッグできる機能と、所定の場所に画像をドロップすると音声が流れる機能を組み合わせたインタラクティブなシステムを構築します。

まずは、ヒエラルギーの構成を理解しましょう。

ヒエラルギー

  • Canvas
  • Slot Parent(UIイメージで作成)
    • Puzzle Slot_finish(ドロップインする場所)
    • Puzzle Slot_end
  • finish(ドラッグするイメージ)
  • end
  • Spawn1
  • Spawn2

___ここまで全てCanvasの子オブジェクト___

  • Object Generator(スクリプト添付)
  • GameControllerGPT4(スクリプト添付)

ここで注意が必要なのは、すべてのこれらの要素がCanvasの子オブジェクトであることです。

次に、各オブジェクトに付け加えるべきコンポーネントとその設定を説明します。

Slot Parent(UIイメージで作成)

アドコンポーネント:Grid Layout Group(Constraint…Fixed Column Count)

Puzzle Slot_finish, end,…

アドコンポーネント:

  • Tag(finish):イメージの名前と同じに設定
  • Rect Transform
  • Canvas Renderer
  • Image
  • Audio Source
  • スクリプト(PuzzleSlot

die,…

アドコンポーネント:

  • Tag(finish):イメージの名前と同じに設定
  • Rect Transform
  • Canvas Renderer
  • Image
  • Audio Source
  • Canvas Group
  • スクリプト(DragDrop

Spawn1,…

アドコンポーネント:特になし

Object Generator

アドコンポーネント:スクリプト(ObjectGenerator

GameControllerGPT4

アドコンポーネント:

  • スクリプト(GameContoroller
  • Particle Prefabs(2つ作成)
  • Particle Spawn Positions(発生スタートさせる場所)

Red

アドコンポーネント:

  • Particle System
  • Audio Source(AudioClip(hooray), Loop)
  • Material(Red, Shader: Unity/Transparent)

これらの構成と設定を組み合わせることで、Unityにおける音声付きのドラッグ&ドロップ機能を実現します。今回ご紹介した内容を基に、自分だけのインタラ

アクティブなアプリケーションやゲームを作ってみてください。この仕組みは、教育ソフトウェア、パズルゲーム、ユーザーインターフェースなど、多くのシチュエーションで使用できます。

ただし、この基本的な設定だけではまだ完成していません。各スクリプト内で具体的に何を行うかを設定する必要があります。それぞれのスクリプト(PuzzleSlot、DragDrop、ObjectGenerator、GameContoroller)には独自のロジックが必要です。この例では、PuzzleSlotはドロップ先を、DragDropはドラッグされるオブジェクトの動きを、ObjectGeneratorはオブジェクトの生成を、GameContorollerはゲーム全体のフローとパーティクルの管理を制御します。

音声は、それぞれのAudio Sourceコンポーネントに関連付けられたAudioClipから流れます。音声は、ドラッグまたはドロップ操作の開始と終了時にトリガーされます。具体的には、ドラッグ操作が開始されると、”finish”オブジェクトのAudio Sourceから音声が流れ、ドロップ操作が完了すると、”Puzzle Slot”オブジェクトのAudio Sourceから音声が流れます。

Unityのドラッグ&ドロップ機能は、ユーザーインタラクションを豊かにし、よりダイナミックなエクスペリエンスを提供します。今回の記事を参考に、ぜひ自身のプロジェクトに応用してみてください。次回もUnityの使い方シリーズを通じて、さらに有用なテクニックをご紹介していきますので、お楽しみに!

それでは、Happy coding!

Unityの使い方シリーズ 2

【お絵描きアプリの作り方】

使用エンジン:Unity

皆さん、こんにちは!今日はお絵描きアプリの作り方についてお伝えします。現在開発中のアプリには、お絵描きツールが装備されています。では、作り方の手順を見ていきましょう。

まず、Hierarcheにあるオブジェクトを配置します。Canvsを2つ作成します。

  1. 1つ目のキャンバス(Canvas_Image)
  • キャンバスの順番 Order in Layerを「0」と設定します。
  • このキャンバスには、スプライトを付けます。
  1. 2つ目のキャンバス(Canvas_Button)
  • キャンバスの順番 Order in Layerを「2」と設定します。
  • このキャンバスには、色ペンなどのUIを付けたボタンを配置します。
    ボタンはParentを作り、Grid Layout Groupをアドコンポーネントし、その子としてボタンを付けています。それぞれのボタンはOn Click()でスクリプトで書いた色や消しゴムを設定する。

次に、スクリプトを使ってお絵描き機能を追加します。

  1. DrawingTool
  • このオブジェクトにスクリプトを追加します。
  • スクリプトには、お絵描きの機能を実装します。

また、お絵描きツールにはLineRendererを使用します。LineRendererには以下の設定を行います。

  1. Materials
  • LineMaterialという名前で作成したマテリアルを選択します(Assets内に作成します)。
  1. LineMaterialの設定
  • MaterialsタブでLineMaterialを選択します。
  • マテリアルの設定として、「Mobile/Particles/Alpha Blended」を選択します。

以上がお絵描きアプリの作り方の手順です。ぜひ、これを参考にして素晴らしいお絵描きアプリを開発してください!

Unityの使い方シリーズ 1

タイトル:Unityの操作手順

現在進行中のアプリ開発プロジェクトについて、作成過程をブログで少しずつ紹介していきたいと思います。

本日は、Unityの「Canvas」設定について説明します。

2Dバージョンのアプリを開発していますが、色々なディバイスで使用するされる事を考慮し、Canvasの設定を少し変更する必要があります。
これをしていないと、UIデザインがぐちゃぐちゃになってしまいます。

  1. Render Modeの設定
    開始するには、CanvasのRender Modeを「Screen Space-Camera」に設定します。
  2. Canvas Scalerの設定
    次に、Canvas Scalerを「Scale With Screen Size」に設定します。この設定は、異なるデバイスや画面サイズでの表示を最適化します。
  3. Reference Resolutionの設定
    Reference Resolutionを「1536×2048」に設定します。これは、デザインの基準となる解像度を指定します。
  4. Screen Match Modeの設定
    そして、Screen Match Modeを「Match Width Or Height」に設定します。この設定は、画面の幅と高さのどちらに対してUIがスケーリングされるかを決定します。
  5. Matchの設定
    最後に、Matchを「1」に設定します。これは、Screen Match Modeが「Match Width Or Height」に設定されている場合に、幅と高さのどちらによりスケーリングされるかを決定する値です。

以上がUnityのCanvasの基本設定となります。